greeting挨拶/沿革

ご挨拶

令和6年1月1日に発生した能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

平素は同窓会活動にご支援・ご理解を賜りまして、誠にありがとうございます。
同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、京都大学口腔外科同窓会のホームページ(以下「HP」と表記)を開設することになりました。

本HPを通じて、遠隔地の会員の方々に教室・同窓会などの最新の情報をお届けしてまいります。また、HPを活用することは、同窓会に関わってきた教室員の方々の業務負担軽減にも貢献できるものと考えております。
情報の掲載・更新・編集などはHP運営委員が随時行ってまいります。

またこの場をお借りして、京都大学口腔外科同窓会の「会則」についても次のとおりご報告致します。
令和5年4月以降、教室の内外で会則の変更に関するお声をいただき、検討を重ねてまいりました。同年7月22日の幹事会及び総会において、新会則が議決されました。主な内容は以下のとおりです。

◎会長・監査幹事は、幹事会の推薦により、総会での選挙で選出する
◎出席幹事の2分の1以上の同意で役員を解任できる
◎会員の資格停止について
◎資格回復事項について
◎表彰について

また、旧会則は「執行部」についての表記が明確ではありませんでしたが、新会則では、「運営委員会が同窓会の運営にあたる」という点も確認されております。
この運営委員会の構成は、会長・副会長3名・会計幹事2名・監査幹事2名の計8名となります。
議題については、運営委員会で討議し、幹事会でさらに議論していただいて、総会で決議という方向で進めてまいりたいと考えております。

昨今、COVID-19の猛威はワクチンにより治まってきたかのように感じられますが、完全に撲滅したわけではありません。引き続き、手指の消毒・換気の徹底・マスク装着といった感染予防対策は必須ですが、風邪のように、人とウイルスが「共存」する社会に向かっているととらえ、私ども医療関係者が率先して、かつ、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。

COVID-19の問題に限らす、異常気象・物価の高騰・人口の減少・超高齢社会化・各予算の低減などさまざまな社会問題がありますが、その一方で、京都大学口腔外科同窓会には、未来に向けた画期的で明るい話題もあります。それは「歯の再生」です。

同窓会会員が、「先天性無歯症患者の歯の再生」に向けて奮闘しています。すでに実験のうえでは歯の再生は実現しており、この先、臨床においても結果が出せるよう実践を重ねております。同窓会としても素晴らしい未来を確信し、朗報をお待ちしております。

HP開設を機に、あらためまして、新役員一同力を尽す所存ですので、今後とも皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

京都大学口腔外科同窓会
会長 田中 誠孝

沿革

昭和19年(1944年)8月17日美濃口玄氏を主任助教授として「歯科診療室」が開設。
昭和20年(1945年)終戦。連合軍進駐等により診療は不可となる、美濃口玄氏が教授となる。
昭和21年(1946年)1月22日初めての歯科診療を総勢5名で開始。
京都大学口腔外科同窓会の前身「睦美会」が発足したものと思われる。
昭和24年(1949年)5月口腔外科学講座は「Stomatology of medicine」となり、精力的に活動。
当時としては最先端の事業であった「上水道のフッ素化」の研究に尽力する。
山科の上水道フッ化物濃度0.6ppmで実施し、12年後の調査では,7~12歳児 の永久歯1人平均う蝕経験歯数で約40%の予防効果が報告されている。
昭和25年(1950年)「睦美会」会員88名
昭和35年(1960年)「睦美会」会員271名
昭和45年(1970年)「睦美会」会員304名
医学部の無給医局員から発した全国的な大学紛争が勃発。
昭和47年(1972年)3月美濃口玄教授が退官。
昭和47年(1972年)8月小野尊睦氏が教授に就任。Department of Oral Surgeryとして教室を運営し、同門会を「睦美会」から「京都大学口腔外科同窓会」に改称。
大学紛争の影響とも考えられている。
昭和55年(1985年)会員367名
令和5年(2023年)7月会員600名超となる。
会則改正。
同窓会幹事会推薦の上、総会において会長と監査幹事は選挙となる。